甘々王子の秘密




「…えっと、真生?」




あたしは恐る恐る声をかけてみた。




「何楽しそうに話してんだよ」




真生はムスッと怒ったまま
あたしの手をひきながら
二階に上がった。




「あのー…、真生?」




今日から、真生が使う部屋に入ると
あたしは膝の上に座らされていた