甘々王子の秘密




「あたしの為に作ってくれるんですか?」




あたしが訪ねると富岡さんはニコリと微笑んで
キッチンへ入っていった。




「美嘉様は嫌いな食べ物とかありますか?」




「んー…、特にありません。
 あ。敬語なしでいいですよ?」




あたしより年上みたいだし…。