「…赤くなってる。あいつに掴まれた時だろ?」 「え?…うん。」 あたしの手首になぞるように触る真生の掌が少しくすぐったい。 「消毒が必要だな…。」 「…消毒?別に冷やしてれば平気だけど? それなら資料室じゃなくて保健室に……」 ――っ?! あたしは最後まで言葉を発する前に驚いた。