「高木くんっ!!」 何人かの女子生徒が真生の周りを囲んだ。 あたしって…、退散した方がいいよね? 「さっきのは演技だよね?かっこよかった!」 「……」 「高木くんは、みんなの王子だね!」 真生が女子生徒達に足止めされてるうちに真生にバレないようにあたしは歩き出そうとした。 「…悪いけどあれ本性だし。それにみんなのじゃない 俺は美嘉だけの王子だから。」