「待てよ!話はまだ終わってねぇんだよ!!」 ――バキッ! 翔が真生の肩を勢いよく掴み真生の頬を殴った。 「…俺を殴るなんていい度胸してんじゃねーか」 真生があたしの手を離すと翔の方へゆっくり歩み始めた。 「病院送りにしてやろうか?…再生不能がいいか?」 真生の今の表情に翔は怖じ気づいたのか「畜生!」といいながら走って逃げて行った。