女の子の声。
れんは振り返った。
拓哉も一緒に。
「泉…!」
「恋じゃーん。よくここ受かったね」
泉は笑顔だった。
それが余計辛い…。
「…頑張ったし。てか、久々に会ってそれはきついよ?」
泉とは、半年以上会っていなかった。
それなのに、これ。
自信なくすよ…。
「お前ひっでえ」
拓哉も参戦。
泉と拓哉は、中学校が同じ。
で、拓哉はの好きな人は泉。
見てて笑いそうになる。
「うっさい拓哉」
「ぜんぜんっ…て、何笑ってんだよ」
いつの間にかれんは笑っていた。
「だって…なんか、…ははっ」
こんなれん達の光景を、クラスの皆は不思議そうに見ていた。

