…恋する目と、 …………恐れる目。 言いたいけど、言えない。 そんな目で彼は私をいつも見ている。 なぁんだ……。 つくづく私もおめでたい。 そうか。 恋愛、ではなく、恐怖、か。 「分かった。これからもビシビシしごくよ」 私はロッカールームを出て休憩室に戻った。 工藤を見つけて声をかける。