「!?」 不意に身体を飛鳥の方に向けられる。 そして、厚い胸板と腕の中に閉じ込められる。 「…おかしいよ、飛鳥」 「おかしくなんてねぇ」 「嘘だ」 「嘘じゃねぇ」 「じゃあ、なんでこんなこと…」 「ゆずかが風邪引くだろ」 「あたしは大丈夫だって。 飛鳥こそ上脱いでて…」 「なあ」 「なっ…んだ、よ」 上手く答えられない。 でも飛鳥は問い続けてくる。 あたしに少しの余裕も与えずに、今までに考えたこともないことを。 「俺に……『男』を感じろよ」