さっきまで飛鳥が使っていたグレーのパーカーを借りる。 ……あ、飛鳥の匂いがする…。 飛鳥はバサッと雨に濡れた上のTシャツを脱ぐ。 ………わ。 飛鳥、筋肉凄い…。 飛鳥の上半身なんて幼い頃から見てきてる。 だけど、飛鳥の背中がこんなにも広くて筋肉質だなんて思ってもいなかった。 あぁ、そっか。 あたしの中で、飛鳥の時は幼い時のまま止まっているのか。 何でだろう。 もの凄く、緊張している自分がいた。 互いに、無言。 そんな中、あたしはまたくしゃみをする。 「っくしゅん…」 「ゆずか??」