光を背負う、僕ら。―第2楽章―




あたしも、小春ちゃんも。

目指すところは同じだ。



つまりいつかはお互いぶつかりあうこともあれば、お互いを意識しざるをえないときもくる。



……あたし達、そういう関係になれるのかな。



ずっとあたしは小春ちゃんの背中を追うように、ブランクを埋めるだけで必死だった。



でも小春ちゃんはあたしとライバルになりたいと、お互いを高め合う関係になりたいと言ってくれている。



あたしにその立場が務まるの……?



……いや、なってみせるんだ。



小春ちゃんを追うばかりじゃない。


並んで、追い越して。
ときには追い越されて、また追い越して。


お互いを褒めて指摘し合える関係になれたら、それはとても最高のことだね。




「……あたしも、小春ちゃんとライバルになりたいな。今はまだ、将来のことはわからないけど……。あたしのお母さんと小春ちゃんのお母さんがそうだったみたいに、唯一無二のライバルって言われる関係になりたい」




膝の上に置いた握り拳に力を込める。


まだあたし達のお母さんのようなライバル関係になれる自信はあまりないけれど、夢を言葉にするとワクワクした。



小春ちゃんとはピアノを通じてだけ得られる友情がある気がするんだ。