光を背負う、僕ら。―第2楽章―




――『あんたのせいよっ!』




まるでそれは、小春ちゃんの叫びのようにも感じられた。



岡田さんは昨日の夜、小春ちゃんから二人が別れたことを聞いたと言っていたけれど……。



どうして?

特に仲が悪いわけでもなかった二人が別れた理由って、一体何なの?



二人がお互いを想い合っている姿は、第三者のあたしにだって分かるぐらい明確だった。



それなのに別れたのなら、昨日の伸一との出来事が関係ないとは言い切れない気がする。



岡田さん達はあくまでも推測してあたしを呼び出したわけだけど。

もしかしたら小春ちゃんも、あたしと伸一の姿を見ていたんじゃないかな……?



考えれば考えるほど、最悪なパターンしか浮かんでこない。



昨日の伸一の意図さえ分かっていないのに、どうしてこう次から次へと問題が起こるんだろう……。




「……昨日、あいつと何があった?」




眉間にシワを寄せて考え込んでいるあたしに気付いて、真藤君が躊躇いつつも口を開いた。




「伸一と抱き合ってるのを見たって言われてたけど、何があったんだ?」




責めるような口調ではなくて、あたしの中にある突っかかりを取り除いてくれるような穏やかな口調だった。