だって、関係なかったはずの真藤君を巻き込んでしまった。
ましてや真藤君の気持ちまで、岡田さん達にばれてしまったし……。
あたしが言いたいことが分かったようで、真藤君は微笑を浮かべた。
「何も心配することない。だからそんな顔するなって」
「だけどもし、また噂になっちゃったりしたらどうするの?あたし、真藤君に申し訳ないよ……」
「そんなのまた、気にしなければいいんだよ。それに俺が自分で言ったんだから、麻木が負い目なんて感じなくていい」
真藤君はぽんっとあたしの頭に手を乗せた。
まるで子供を慰めるみたいな表情だった。
真藤君が与えてくれる安心感に、少しだけ気持ちが落ち着く。
「きっと岡田達も、もう絡んでこないと思う。あれだけ言ったんだし。まぁ、もしまた何かしてくるようなら、俺が助けるから」
「…うん、ありがとう」
口ではそう言うものの、まだ不安があるのは確かだった。
それに岡田さんの言葉が、しつこく耳に残ってる。



