光を背負う、僕ら。―第2楽章―




真藤君の一言にさすがの3人も驚いたらしく、こそこそと話し合っている。



あたしが真藤君とは友達だと言ったときは信じてくれなかったみたいだけど、真藤君の一言には動揺しているみたいだった。



そうしている間に、真藤君が詰め寄る。




「第一、伸一と戸沢が別れた理由って、本当に麻木のせいなのかよ?
お前らが勝手に、そう思い込んでんじゃねぇの?」


「そ、それは……」


「ほらな、やっぱり。ちゃんと理由なんて、お前ら聞いてねぇんだろ」




ばつが悪い様子で黙り込んでしまう3人に、真藤君が呆れたようにため息をついた。



あたしはというと、何度もパチパチと瞬きをしながら放心していた。



上手く話についていけない……。


どういうことなの?



疑問に頭を悩ませていると、岡田さんが最後のあがきのように声を振り絞った。




「で、でも!あたし昨日、佐藤君と佐奈ちゃんが抱き合ってるのを見たの!
そしたらその夜、小春から佐藤君と別れたっていうメールが来て…。
小春は別れた理由を話してくれなかったけど、こんなの佐奈ちゃんのせいとしか考えられないでしょう!?」




岡田さんの言葉が、徐々に事態を明らかにしていく。



隣で真藤君が、大きなため息をついた。