光を背負う、僕ら。―第2楽章―




あたしは大丈夫だよと微笑むのに、真藤君の表情にはどんどん苦しさが増していった。




「なんで…なんでだよ!
おまえ小学生のときから、ずっと自分の気持ち抱えて我慢ばかりしてるじゃん!
つらいのに、なんで笑って強がれるんだよ…」


「小学生の……ときから…?」




気になる言葉に首を傾げると、真藤君はハッとしたように口をつぐんだ。


目が泳いで表情に焦りが出ている。



もしかして……。




「……気付いてたの?
小学生のときからあたしの気持ちに…」


「…あぁ。薄々とだけどな」




少し居心地悪そうに頷く真藤君を見て、一瞬頭が真っ白になりそうだった。



……でもよくよく考えると、真藤君なら気付いていてもおかしくないかも。



てっきり真藤君はあたしの告白を聞いて気持ちを知ったのだと思い込んでいたけれど、それは大きな勘違いだったらしい。



真藤君はずっと前から気付いていたんだ…。

伸一へ向けるあたしの気持ちに。



そのことを確信したのは多分、小学生のときに伸一と真藤君と真奈と同じ班になったときだろう。



あの頃は伸一と真藤君の傍にいることが多かったし、真藤君ならあたしの視線が伸一に向いていることにも簡単に気付けたはずだから。