「だよなぁ…。」


押し付けていた顔を更に強く枕に押し込む。


「ダガ…ソノオカゲデ麻衣子ヲ助ケラレタダロウ?理由ナンテソレデ十分ジャナイノカ?」


「…それもそうだな。」


麻衣子を救うために俺は生まれてきたのかもしれない。


好きな奴のために命賭けるなんて、俺ってどんだけカッコイイ奴なんだよ…と、映画のような展開に、なんだか笑えてきてしまった。