シルクはミリアーネと女医に押され、 静かにベッドに入った。 その日シルクは、夢を見た。 前にも見たような夢。 シルクとリヴが幸せそうに一緒になっている夢。 しかしその日見た夢は、 2人の真ん中に子供がいた。 リヴに似た男の子だった。 「おとーさん!早く来て!」 そう言って国境を駆ける2人の子供。 その表情は豊かで、笑顔があふれていた。 夢の中では、 シルクも。 リヴも。 その子供も。 幸せそうにみんなで笑っていた。