塩味の恋

恋愛(ピュア)

@さーたん/著
塩味の恋
作品番号
918910
最終更新
2014/01/21
総文字数
11,173
ページ数
23ページ
ステータス
未完結
PV数
167
いいね数
0




バスケ部の君は、いつも塩飴をなめてる。

部活後の、塩分補給で。

その飴を、いつも私は一つもらうの。


しょっぱいけど、君の好きな、レモンの味。


甘党の私は、自分では絶対に買わない味。

でも、君にもらうものだから、どんな甘い飴よりもおいしい。





部活後の、少し汗臭いTシャツ、


汗で額に張り付く短い前髪、


ダボダボのバスパン、


重たそうなエナメルバッグ、


そして、君の無邪気な笑顔。



放課後の教室で、君を待つ私に向かって向けられる顔。

私しか知らない、君の顔。









ねえ、涙も、しょっぱいね。







この作品の感想ノート

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品のひとこと感想

この作品には、まだ投票されていません。

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop