気付くと、テスト前日になっていた。 ピンポーンと家のチャイムが鳴った気がしたら、ドカドカと力強く廊下を歩く足音がして、急にリビングのドアが開いた。 「杏子!明日、世界史と現文と数Bだろ?俺、やばいから一緒に勉強しない?」 家のリビングのソファに座って世界史の暗記をしていた私は、いつの間にか現れた敬太の姿にびっくりした。