廊下に出て、もう帰ろうとして足を進めると麻美の声でピタリと止まった。 「春陽ー!一緒に帰ろ!」 放課後になり日が沈む頃、鞄を肩にかけ笑顔でこっちに向かってくる麻美の姿が遠くの方から小さく見えた。 「麻美ー!帰ろう。」 麻美に大きく手を振り呼びかける。 麻美はニコッと笑い、走って向かって来た・・・。 「麻美、足速いねっ」 「まあーね!早いでしょ?」 自慢気に話す麻美を私は見てた。麻美と他愛のない話しをしながら下駄箱へと向かう。