私と竜貴は照れくさそうに笑い合った。 「でも俺さ・・・春陽みたいにお金持ちじゃないよ?」 「そんなの関係ないよ?私と竜貴には、お金に変えられない愛があるでしょ?」 心配そうな表情を浮かべる竜貴に笑顔で言った。だって結婚するのに「お金」なんているのかな?結婚するのには「愛」があれば十分なんだよ。 「じゃあ・・・俺と結婚して下さい。」 「うん・・・!」 私からプロポーズをしたのに竜貴からもプロポーズされちゃったね。 そんな約束を交わした後にドカッと教室のドアの方で大きな音がした。