私達が振り向くと、片山くんがいた。
「よっ。」
呑気に手をふる木村先生。
「片山くん、どうしてここに?」
私が(理由を知っているけど)片山くんにここにいる理由を聞いたら片山くんは携帯を取り出した。もしも、ここでストーカーを自白したら現行犯逮捕できる。木村先生もそれを察したらしく、こんな態度をとってるんだろう。
「あぁ、沖田さんからの伝言を椿ちゃんに届けに来たんだ。ミッション完了。お疲れ様でした。だってさ。」
そして片山くんはポケットから写真サイズの紙を取り出した。
「ほら。約束のブロマイド。」
とりあえず私は金田先生のブロマイドを受け取った。
暗闇でタバコを吸っているシーンだった。
「あ、ありがとう……。」
「それはこっちのセリフだよ。念願の写真が手には入った。ありがとう。椿ちゃん。」
片山くんが微笑んだ。うわっ、なにこの王子様スマイル。ふつくしい……。
「なにデレてるの?川崎さん。」
片山くんの後ろから沖田さんがいつのまにかいた。
「お、沖田さん!?いつのまに!」
私は木村先生に助けを求めようと(なんで助けを求めたんだ?)木村先生がいた場所を見たが、木村先生はいなかった。
逃げやがった!
「ここの廊下には虹愛と空愛を繋ぐ渡り廊下があるの。私はさっきまで私情で空愛にいたのよ。そして、教室に帰ろうと思ったらあなた達の声が聞こえたから。」
初耳の所が少々あったけど、沖田さんね言葉に私は納得した。
「あぁー。そうだったんですね。」


