「やぁ〜っと出てきたかぁ〜土方。」
人の気配が無かったドアから美波ちゃんが顔を覗かしてした。
「椿ちゃん……。ちょっと……。」
美波ちゃんが、私を手招きする。私は、とりあえず、生徒会室に入った。
生徒会室は、(無駄に)綺麗で、何だか、会社の会議室みたいだった。
私は、目に入った椅子に座った。美波ちゃんは私の隣に座った。
「ねぇ、椿ちゃん…。一つ、質問いい?」
いつもは、明るい女の子の美波ちゃんなのに、今は、すごく元気がない。
「いいよ。」
私が、そう言ったら、美波ちゃんは、深く深呼吸をして、私の目を、おもいっきりみた。
「椿ちゃんの好きな人って、木村先生なの?」
ガタン!!!
私は、椅子から思わず落ちてしまった。お尻をぶつけたので痛い。
「な、んなわけ無いじゃん!!あの変態を好きになるやつなんて、いない!断言していい!」
「椿ちゃんは、断言したけど、今、椿ちゃんの前にその断言した人がいるんだよ。」
顔を赤くしながら、私と話す美波ちゃん。
……って
「えーーーー!!!じゃ、じゃあ、美波ちゃんの好きな人って、木村先生なの!?」
こくりと、うなずく美波ちゃん……。これは、重症だな。


