虹愛女学院前編




「やぁ〜っと出てきたかぁ〜土方。」


人の気配が無かったドアから美波ちゃんが顔を覗かしてした。


「椿ちゃん……。ちょっと……。」


美波ちゃんが、私を手招きする。私は、とりあえず、生徒会室に入った。



生徒会室は、(無駄に)綺麗で、何だか、会社の会議室みたいだった。

私は、目に入った椅子に座った。美波ちゃんは私の隣に座った。


「ねぇ、椿ちゃん…。一つ、質問いい?」


いつもは、明るい女の子の美波ちゃんなのに、今は、すごく元気がない。


「いいよ。」


私が、そう言ったら、美波ちゃんは、深く深呼吸をして、私の目を、おもいっきりみた。


「椿ちゃんの好きな人って、木村先生なの?」



ガタン!!!



私は、椅子から思わず落ちてしまった。お尻をぶつけたので痛い。


「な、んなわけ無いじゃん!!あの変態を好きになるやつなんて、いない!断言していい!」


「椿ちゃんは、断言したけど、今、椿ちゃんの前にその断言した人がいるんだよ。」


顔を赤くしながら、私と話す美波ちゃん。


……って


「えーーーー!!!じゃ、じゃあ、美波ちゃんの好きな人って、木村先生なの!?」



こくりと、うなずく美波ちゃん……。これは、重症だな。