「どこ触ってんじゃい!この変態!」
「変態とは失礼だなぁ〜椿ちゃん。」
若干長い茶髪。細い目。やらしい笑み。保健体育担当の木村拓巳先生だ。
「セクシャルハラスメントで訴えますよ。」
木村先生は、次に来る蹴りを予想したのか、ホールドアップ。
「いいじゃん。尻ぐらい。先生と生徒の関係だろ?」
「生徒と先生の関係だから嫌です。」
即答する私。
「じゃぁ、俺が水島ヒロだったら?」
「それでも嫌です。」
考えるそぶりを見せる木村先生。実は何人もの生徒とヤッタって…(沖田さん情報)
「先生はどうしてここにいるんですか?」
「俺は、最近、虹愛女学院の生徒をストーカーしているやつがいるって、沖田から聞いたから、土方の様子をうかがいに…。」
前髪をかきあげながら言う木村先生。
河上の次にナルシストだな。うん。
「ストーカー!?」
「最近、虹校で、ストーカーがいるってな……。盗撮や、無言電話などだ。全く……。この変態どもが!」
「お前も十分変態だよ!」
こんなどうでもいい、ボケとツッコミをしていたら、生徒会室のドアが、ガタガタと音をたてた。
「なっ!?」