「無駄話はそこまで。こっちだって時間が無いんだから。」
沖田さんがこっちに近づく。
「もちろん、引き受けるよね?川崎さん(黒笑)じゃないとあなたのB…バラしちゃうよ?」
「それだけは…解りましたよ!やりますよ!」
私がそういったら、沖田さんは微笑んだ。
「ありがとう。上手くいったら、EXILEのアツシそっくりな人のブロマイドあげるから。」
「金田先生じゃねーか!」
どうせならアツシ本人のブロマイドにしろよ!
「本当に川崎さんって面白い人ね。」
おまえらの方が何倍も面白いわ!
私は早く仕事を終わらせたいから階段を降りようとしたら、沖田さんがいきなり倒れた。
「だ、大丈夫ですか!?」
私は無意識に沖田さんに近づく。どうしたの?
「こ、怖いから手を貸して…。」
「は?」
私はとりあえず、手を貸す。ゆっくり立ち上がる沖田さん。足が、ガクガク震えている。
「どうしたんですか?いきなり。」
私が訪ねても沖田さんは返事をしない。隣にいた、片山君がやれやれと、ため息をついていた。
「実はな……。沖田さんって、高所恐怖症なんだ。」
「は?じゃ何で屋上に?」
私が質問したら、死にかけた、沖田さんがポツリと
「だって…かっこいいじゃん。屋上に人を呼び出すなんて。」
呆れた!
何がやりたいんだよ!
私は、抱えていた沖田さんを落とした。
「あとは、お願いします。片山君。私は、仕事があるので!」
私はダッシュで階段を駆け降りた。これ以上付き合ってられない!
とりあえず、美波ちゃんに頼んで、写真を撮って、早くあいつらとの関係を断ち切らないと!私はダッシュをしながら考えていた。
……私、また同じ間違いしたよ!
何でエレベーター使わないんだよ!