『…そっか。じゃあ、荷造り手伝ってあげるよ?』 「えっ?」 私の反応が意外だったのか、潤くんはビックリしている。 『潤くんが家を出て行くのはすごく寂しいけど、いつでも会えるでしょ?』 「うん。」 『私もそろそろ潤くん離れしなきゃね。』 ここ数日で私なりに考えて出した答え。 完璧に納得出来たわけじゃないけど、潤くんの気持ちはもう決まっている。 私がとやかく言っても仕方がないって割り切れたんだと思う。 『いっぱい遊びに行ってもいい?』 「うん、いつでもおいで。」