その時、 「光!」 脇道に潤くんと友達が走ってきて、私を見つけてくれた。 おじさんは私を押さえ込んでいるのを見られた事で、アタフタしていた。 「てめー、光を離せ!」 潤くんがおじさんに目掛けて飛び蹴り。 脇腹にヒットしたらしく、私はおじさんの手が緩んだ瞬間、逃げ出した。 潤くんはまだおじさんにパンチをしたり、キックをしたり。 私は潤くんの友達の後ろに隠れて見ていた。 「悪かった。」 そう言っておじさんは逃げて行った。 「光、大丈夫か?」 『うん。』