和馬と2人になった途端、私の鼓動はドクドクと鳴る。 「この前は、いきなりごめんな。」 和馬がポツリと呟く。 『あ、うん。』 そんな言葉しか返せなかった。 「でも、俺の気持ちは本気なんだ。」 『…うん。』 「すぐに答えを出さなくていいんだけど、俺との事考えてくれない?」 『うん。』 いつもはチャラチャラしてるのに、私への気持ちが本気なんだってすごく伝わってくる。 「とりあえず、今この話は終わり。で、パーッと飲もうぜ。」 『うん。』 またいつもの明るい和馬に戻った。