そして今日、バレンタインを迎えた。 あたしの心臓は、ドキドキしすぎて壊れてしまいそう。 先輩の教室まで来たはいいけど それからどうすればいいのか分からなくて。 そのままウロウロした。 ―――でも、先輩は見つからなかった。 …帰ろうと思った。 今年も渡せないんだと思った。 「きみ、どうしたの?」 急に声をかけられた。 びっくりして顔を上げた、ら。 「あ...あ、新垣先輩っ!」