「七菜」 「………ん? 何?」 「…………おいで」 部屋に帰ってからも、 お互い何も話さなくて、 気まずい空気の中、 いきなりそういいながら、 手を広げたお兄ちゃん。 え………。 う、ううう…腕の中に来いと…? 「七菜。おいで?」 「う…うん……」 恐る恐る、 お兄ちゃんに近づく。 「きゃっ!!」 グイッと腕を引っ張られ、 お兄ちゃんの腕の中に スッポリとおさめられた。