「七菜。本当に、大丈夫なのか?」
「…………あたしね。結婚したん
だ〜。あたしも、既婚者になった
の」
「…………えっ?」
「相手は、お兄ちゃんなんだよ。びっくりだよね」
「七菜」
「昨日からね、2人で暮らしてるんだよ」
「七菜」
「でね。そのマンションね。友達が…「七菜ッ!!」」
止められなかった。
なぜかとまらなかった。
――…気づけばあたしの目からは
無数の涙があふれ、
こぼれおちていた―…。
「恭…ちゃん……」
そして恭ちゃんの腕の中に
すっぽりと、
納められていて……。
………え????

