「京、あなたまだ言ってなかった の?」 「引っ越して落ち着いたら話そうと思っていて……」 呆れたように言うお母さんと、 焦ってるお兄ちゃん。 「あたし…お兄ちゃんと結婚したってこと?」 ポツリとそう呟くあたしの声が、 リビングに響く。 リビングが静寂に包まれる…。 ―――それをあたしは、 今言ったあたしの言葉を、 “肯定”する静寂なのだと。 ……………悟った。