「………ね、七菜ちゃん。俺に、 教えてくれない?……七菜ちゃん が見たこと、全部…」 何も言わずに、 ただ黙ってうつむいていたら、 真さんがポンって頭に 手を乗っけてから、 すっごく優しい声で そう言われた。 「あたし……」 ―――あたしは、話した。 同窓会の日に、 あたしが見たものを。 そのあと向かった方向を。 その夜は家に 帰って来なかったこと。 何の連絡もなかったこと。 京がついたウソ。 美憂さんの妊娠。 …………思ってることを全部、 真さんにぶちまけた。