【完】短編集~幼馴染み~

相田と話していると、莉那が俺のクラスに来た。
「莉、「あ、高野くん!」

俺に会いに来てくれたと思ったが、そうじゃなかった。

「あのね、委員会のことなんだけど…」

「隆也、んな怖い顔してんなよ。委員会の話っぽいじゃん」
「わぁってるよ」

委員会の用事できたことなんて、分ってる。

けど、あんな近寄って離さなくたっていいだろ。

「あー、むしゃくしゃするっ」
「お前、それ完璧嫉妬だろ」
「…えっ…?」

嫉妬…??

「隆也!バイバイ」

教室を出る際、莉那は俺に笑顔を見せ、手を振り出て行った。


あぁ、なんだろう、この気持ちは。

莉那の笑顔を見ただけで…

さっきのイライラが、消えて行った。