「よかったじゃん。家の近くにコンビニできて。
いつもコンビニ遠いってぼやいてたもんね」

沙世は、タイムカプセルの事は知らない。

「そう…なんだけど…」

あたしはチラリ、敦志を見る。
敦志は?どう思ってるの?

「やったな、杏子!家の近くにコンビニだぜ!
しかも、あそこだったら超近いじゃん♪」

「そう……だね」


ねぇ、敦志。


忘れちゃった?


手紙をいれて埋めた、


タイムカプセル。


あたしたちの、思い出。