【完】短編集~幼馴染み~

「じゃぁ、美月。俺、そろそろ行くな」
「あ、うん!バイバイ」
翼くんはあたしの耳元で…

「作戦、うまくいきそうだぞ。よかったな」

そう囁いて、階段を下りていった。

「あたしも教室戻ろーっと。バイバイ、宏也」

歩き出そうとしたら…

パシリ、手首を掴まれた。

「え…宏也?」


宏也は、真剣な瞳であたしを見ていた。


ドクン、と胸が鳴った。