落ちつけ、がむしゃらに探しても、ダメだ。

電話越しで…なにか微かに聞こえてたはず…。

「スーパーの…歌?」

会社近くのスーパーの歌が聞こえた。

「ほのか…っ!」


頼む、無事でいてくれ!!


俺は家を飛び出し、全速力で走った。