【完】短編集~幼馴染み~

「喜んでもらえて、よかった」
「ホントっ…うれ…っ…しい」

未来の綺麗な瞳から、涙が流れる。

「泣き虫」
「う゛る゛ざい゛!」

俺はギュッと未来を抱きしめ…

「離れてても、好きだから」

そう、耳元で囁いた。

「…あたしもだよ、陸」

観覧車を降り、遊園地をあとにした。


これが、“最後”のデートになるなんて、



思わなかったんだ―――…。


思うはず、なかったんだ。