【完】短編集~幼馴染み~

仰向けになってしまっているあたしの上には、男が跨いでいる。
「おい、お前ら…足と手、おさえとけよ」
「分ってるって」
「あぁ、ゾクゾクする」
「じゃぁ、始めようか。莉紗ちゃん♪」
「ゃ…っ…」
唇に、キスをされ。
首筋に、キスをされ。
制服のリボンを乱暴に取り、ブラウスのボタンが外された。
「ゃ…だっ」
触られる部分が、気持ち悪い。
胸や、太もも。
たくさんの場所を、触れてくる。
気持ち悪い…。
「っ…」
涙で、視界がぼやける。
「ゆ…き…」
こんなときでも、思い出すのは…
たった、一人。
あなただけ。
―――由貴。
「たす…けて…」
その時…
鍵がかかっているはずのドアが壊され…
「莉紗っ」
差し込む、一筋の光。
「由貴…っ」
あなたは…
いつだって、あたしを守ってくれる…。