『俺の彼女の特権。だから良いの。』
「っ…、」
息が詰まった。
“俺の彼女の特権”――
それは、私が壱くんの彼女のグループの一人として言われたようで。
前の彼女さんも…、とか思っちゃって、胸がチクッとした。
そういや、昨日美鈴ちゃんが、中学生の壱くんは彼女がとっかえひっかえだって、言ってたもんね。
そうして、感傷に浸っていると、
『それも、いぶ限定。』
「――へ…?」
『こんなこと、いぶだけにしかしないから。いぶは特別。俺の中では最高級の姫だから。』
「っ…――!」
壱くんは私に、すごく心に響く大切な言葉をくれたんだ――…。
それは、私が欲しがってた言葉で。
あんなこと思ってる私に、“違うよ”っていってくれる言葉で。
今までの胸のもやもやが、全てどこかに消えて言ったんだ――

