『いぶ…?』
「ッ……その…っ」
壱くんの不思議そうな目線が注がれる。
ほっ、ホントに…!
どっ、どうしよう!?
何か言い訳を考えてみるものの、こんなテンパった状態で浮かぶ案はなく。
『食べないの?』
「ぃやっ、あの……///」
ただ言葉を詰まらせるだけであった。
『しょうがないなぁ…、』
「ふぇ…?」
ちょっ、ちょ…!
艶やかにそう呟いた壱くんが取った行動は、、、
『ほら、あーん…』
「えっ、あの――…んっ」
私に“あーん”をすることだった…。
まっ、待って///
そう思ってても、壱くんペースで口の中に無理矢理入れられるご飯。
『美味しい?』
「……ッ///」
壱くんは何を話すにも私の耳元で囁いて、
恥ずかしさで赤面中の私が小さく頷けば、壱くんは嬉しそうに微笑んで見せた。
…このお弁当は、お母さんが作ったものなんだけどなぁ…。

