『……ったく、イブってばどこ行ったのよ…?』
化学実験室や図書室、講義室など……手当たり次第に美鈴ちゃんは私を探した。
……どこへ行くとも言わず、教室を出ていった私への怒りを露にさせながら。
……すると、音楽室が見えて、美鈴ちゃんはドアを開けた――
『……っん、あっ…!ゃ、直人ぉっ…!』
『や、じゃなくて…いい、の間違いだろ…?』
『………っ!!』
すると音楽室では……男と女の情事が、行われていたそうな…。
『……きゃ!』
『あ。』
『…っぇ、ぁ、ぁのっ、これは……っ』
予想もしていなかった光景を目の前に固まっていた美鈴ちゃんはあっさりと最中の二人に見つかってしまい。
『ごっ、ごめんなさ…っ!し、失礼しました…っ!!』
ようやく、動くようになった足で美鈴ちゃんは音楽室を飛び出した、
――なのだけれど。
『……おい。』
最中だった二人のうちの男の人に肩を掴まれたらしい。

