短パンとTシャツというスポーティな部屋着に着替えた壱くんがすぐに戻ってくると、私はソファに座るように促した。
『え、何?どうした?』
「いいから、いいから。後ろ向いて?」
訳が分かっていない壱くんの肩をつかんで、無理矢理に後ろを向かせると、ソファの前にあるテーブルに置きっぱなしだったドライヤーを持つ。
カチッ
「髪、乾かしてあげるね。」
『えっ?』
ドライヤーのスイッチをオンにして、壱くんの髪に触る。
うわ…、さらさらだ。
壱くんの髪質の良さに驚きつつも、ドライヤーを当てて乾かしていく。
壱くんは髪が短いから、すぐに乾きそうだ。
『あー…気持ちいー』
「ふふっ」
さっき、壱くんに髪を乾かしてもらった時、すごく気持ちよくてリラックスできたから、今日はとびきり頑張っていた壱くんの疲れを癒せるかなって思ってやってみたけど、効果抜群だったみたい。

