天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅡ

ブゥン!

大きく横薙ぎに振られる苦無。

これを。

「ふっ!」

こはくは仰け反るように回避する。

そのまま床に両手をつき、バック転しながら。

「ぐっ!」

茜の顎を蹴り上げ!

着地したのも一瞬、足が着くか着かないかのうちに床を蹴ったこはくは。

「うぐっ!」

茜の腰辺りに、食らいつくような高速タックル!

しなやかな動きの体当たりで茜をダウンさせ、そのまま馬乗りに。

いわゆる『マウントポジション』から。

「ぬぅっ!」

茜の黒装束の襟元を交差して掴んで締め上げる。

「僕は柔道も嗜んでおりまして…」

微笑むこはくの表情は、魔性の笑みだった。