ぬくふわ -テディベアに恋をした-

「どこ行く?小動物?」

私はミーアキャットたちに手を振りながら怜斗くんに訊いた。

すると、怜斗くんはそっぽを向いて言った。

「どこでも、いい」

「そんなことないでしょ?ねぇ、教えて」

私は怜斗くんにパンフレットを押し付ける。

怜斗くんは嫌がりつつも、恥ずかしげにあるページを開いた。

「……これ」

「ウサギ・モルモットと遊ぼう?あはは、いいよ、行こう」


コクリ、と頷く怜斗くんの顔は真っ赤。

ちょっと可愛い……。