【完】無愛想彼氏2~キミノ隣で~






俺は病院を出て、拓海に電話をした。

「ぁ、拓海?

今からお前の部屋行くから」

『はぁ??』

「んじゃあな」

『は、ちょおい!!』


拓海の意思を聞かず無視して、電話をきる。



…なにしてんだ、俺。




伝えたい想い──

考えるどころか、




伝える勇気すら、失っていく。