「れっま、まっ」 「待てない」 チュッと触れるだけのキスから、だんだんと深いものに変えていく。 聞きたくなんかない。 他の野郎の話なんか… 桃嘉の、 笑顔付きで… 聞きたくなんかない。 目に涙をためながらも、トロンとした顔の桃嘉を見て、 理性がとんだ。 「…ッ」 「れん…?」 「…わりっ。今日は、帰るな」 これ以上いたら… 君を壊してしまいそうだから。