【完】無愛想彼氏2~キミノ隣で~







「れっま、まっ」

「待てない」

チュッと触れるだけのキスから、だんだんと深いものに変えていく。


聞きたくなんかない。

他の野郎の話なんか…

桃嘉の、

笑顔付きで…


聞きたくなんかない。



目に涙をためながらも、トロンとした顔の桃嘉を見て、

理性がとんだ。


「…ッ」

「れん…?」

「…わりっ。今日は、帰るな」


これ以上いたら…




君を壊してしまいそうだから。