【完】無愛想彼氏2~キミノ隣で~





「…っ」

「蓮?」

「今日の放課後、空いてる?」

「え、あ…ごめん、生徒会の仕事あって…」

「そっか…」

「あ、あのね、昼、今日はずっと一緒にいられるから」

「え、生徒会は?」

「今日のお昼は大丈夫なんだって!」

嬉しそうに笑う桃嘉を見て、

無性に抱きしめたくなった。


正直、俺も嬉しいし。



「んじゃ、弁当は向こうで受け取る」

「うんっ//」


桃嘉は、ちゃんと俺のぶんの弁当を作ってきてくれる。

その弁当は、もう、絶品。


絶対、



一生側に置いときたいって思った。



手放したくなんかない。