「…っ」 「蓮?」 「今日の放課後、空いてる?」 「え、あ…ごめん、生徒会の仕事あって…」 「そっか…」 「あ、あのね、昼、今日はずっと一緒にいられるから」 「え、生徒会は?」 「今日のお昼は大丈夫なんだって!」 嬉しそうに笑う桃嘉を見て、 無性に抱きしめたくなった。 正直、俺も嬉しいし。 「んじゃ、弁当は向こうで受け取る」 「うんっ//」 桃嘉は、ちゃんと俺のぶんの弁当を作ってきてくれる。 その弁当は、もう、絶品。 絶対、 一生側に置いときたいって思った。 手放したくなんかない。