【完】無愛想彼氏2~キミノ隣で~






「最近、桃嘉頑張りすぎてるみたいだからさ。

頼むよ、彼氏さん」

「…ん」


また…

こいつは、俺に何も言わないで無理してんのか。


はぁ…。

この前俺が言った事、ちゃんとわかってんのか??


ほんと…いつか、

体が壊れるんじゃないかって、

心配でしょうがない。



「ん…」

「ぁ、起きたかも。ももかーおーい」

「んー…怜…」

「大丈夫?」

「うん…」

「何時からいるの?」

「7時…」

「は?」

7時って…

学校が開く時間じゃねぇか。


「ぁ、蓮! おはよーっ!」

桃嘉が笑って、嬉しいはずなのに…



どこか、寂しかった。