【完】無愛想彼氏2~キミノ隣で~






「時にはね、想いを伝える時、プレゼントよりも…

”言葉”の方が良いときもあります。

たった一言、”好き”という言葉でもいいんです。

ただ、その言葉が相手の心に届けば、

とっても素晴らしいプレゼントになると思いませんか?」


なんだろう、この違和感。

この人の言葉が、心に引っかかる。

いや…

心のどこかで、納得してるんだ。



「じゃあ、そうします。ありがとうございました」

「彼女さんと、お幸せに」


ペコっと、一礼をして店を出た。

…言葉、ね。


なんか…

今までその場で自然とでてきた言葉を伝えてた。


けど…考えて伝えるってのは、

なんか恥ずかしい。



難しいな…。