『生徒会をやめろなんて、絶対言わない』
そう言ったのは俺だ。
言ったとしても、今更やめられるわけがないし、
言うつもりもない。
だけど…
昼休みもほとんど一緒にいられない。
放課後も一緒に帰れない。
さすがに…限界がくる。
──触れたい
今まで我慢してきたものが、
いつか…全部でてきてしまいそうで、怖い。
俺は、帰り道、アクセサリー屋へと入った。
2年記念日…って、なんかあげるもんなのかわかんねぇけど…。
俺が、必要としてる。
桃嘉の隣にいるのは自分だと、
そんな確信ができるものが欲しいんだ。
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