【完】無愛想彼氏2~キミノ隣で~






『生徒会をやめろなんて、絶対言わない』


そう言ったのは俺だ。

言ったとしても、今更やめられるわけがないし、

言うつもりもない。

だけど…

昼休みもほとんど一緒にいられない。

放課後も一緒に帰れない。


さすがに…限界がくる。



──触れたい



今まで我慢してきたものが、

いつか…全部でてきてしまいそうで、怖い。



俺は、帰り道、アクセサリー屋へと入った。



2年記念日…って、なんかあげるもんなのかわかんねぇけど…。

俺が、必要としてる。

桃嘉の隣にいるのは自分だと、

そんな確信ができるものが欲しいんだ。